あえて知ってほしい!補助金のデメリット

前回、補助金のメリットを解説しました。記事を読んで「補助金いらんわ」と思った人はいないと思います(笑)メリットの大きい補助金ですが、当然その逆もありますが、今回はそのデメリットについてです。ただしデメリットがあるから「いらんわ」ではなく、『デメリットを知って、それも活かす!!』これが最大のポイントです!

 補助金
目的政策目標の実施支援
条件審査(20~50%)
募集期間年数回(各1~3ヶ月程度)
支給額数十万~数億円
前払いor後払い後払い
支給上限額経費×補助率

ポイントは3つですね。

●条件→審査(20~50%)

申請した全員が採択されるわけではなく、審査するので採択率は平均で3~40%程度、低い補助金であれば20%台というのも過去には何度かあります。

●前払いor後払い→後払い

補助金は採択され直ぐにお金が振り込まれるわけではありません。すべての事業が終わり、報告書(完了報告といいますが)を提出し、問題がなければそこで初めて振り込まれます。よって採択されてから振り込まれるまで早くて6ヶ月、長ければ1年ほどかかるのが平均です。そのため、支払われるまでは先払い、つまり持ち出しが必要となります。

●支払い上限→経費×補助率

事業にかかった費用全てを補助金で賄うことはできません。補助率というのが存在し、補助金それぞれに1/2や2/3、3/4などの設定があり、支払われる補助金も上限があります。

そのため先ほどの⑤と絡めて解説すると、

『例 補助金の上限が100万円、補助率2/3の場合でHP作成費に180万掛かった場合』

180万(HP作成費)×2/3(補助率)=120万>100万(上限)となり、補助金としては100万円が支払われます、よって本来180万掛かったHP作成費を補助金を除いた80万円で180万円のクオリティーのHPが作れるということになります。

採択率(合格率)があり、先に持ち出しして後払いで清算される、振り込まるまで時間がかかるというのがデメリットです。

そのため補助金を活かす方法としては

①中長期的な仕掛けに対して活用する

②先払いするための余剰資金は確保しておく

③本当にやりたい事業の仕掛けに活用する 

活用の仕方で皆様の事業が大きく変化することもある補助金、これを使わない手はないと思います!知って得する補助金、次回はその申請の中身について解説します。