組織で働く人を4つのジンザイで表現しているのを見たことありませんか?
一般的には「人材」と書き表しますが、4つに分けると「人材」「人財」「人在」「人罪」とさらに細分化されます。
それぞれには次のような意味があります。
人材
まだ実績は十分に残せてはいないが、将来を見込まれている人。
新入社員や中途採用で入社した方は「人材」からスタートですね。
本人も企業も将来に期待を抱いています。
人財
実績もしっかりと積み上げて、有能なジンザイとして将来も嘱望されている人。
組織の戦力として大切な存在、財産となる存在だから「人財」なんですね。
「人材」から経験値を上げてきた人、ヘッドハンティングで転職された人なども含まれます。
人在
一定の与えられた仕事は問題なくこなし平均レベルを保ちますが、主体的に取り組む熱意や姿勢に欠ける面を持つ人。
組織内の多くの人が「人在」であることも多く、安心感を抱いてしまうことも。
また、「人財」だった人が燃え尽きて「人在」になることもしばしば見受けられます。
人罪
故意であろうとなかろうと、ミスや停滞が多発し組織にマイナスをもたらしてしまう人。
数は少なくても、組織の成果は掛け算で示される通り、組織へのマイナスの影響は大。
この4つに加えて、最近では「人済」という表現も見受けられるようになってきました。
時が移り、変化の激しい時代にあっても、過去の栄光にすがり続け、現実や新しい考えを受け入れられない人を指すそうです。
ちょっと悲しいジンザイですが、VUCA時代に置いてきぼりをくわないようにしたいものです。
さて、みなさんの組織には、どんな「ジンザイ」が存在しますか?
どの「ジンザイ」も組織の重要なリソースの一部です。
このままでいいのか、生き生きと強いチームに育てていきたいのか。
関わり次第で「人材」が「人財」に短期間で成長することもあり、「人在」が「人財」へと返り咲くことも。
逆に「人材」や「人在」が「人罪」になってしまうこともないわけではありません。
ジンザイを進化させるのか、ジンザイを退化させるのか。
組織は生き物です。結果はすべて組織に反映されてきます。
自社のジンザイの現状を知りたい、ジンザイ進化のご相談は、アップワード株式会社までお気軽にお問い合わせください。