知ってましたか?補助金・助成金・給付金、それぞれの違いと魅力

最近耳にする、補助金・助成金・給付金…。

名前が多すぎてわからないって方、意外と多いのではないかと。

でも新型コロナウイルスの影響で色々申請している方が多いのも事実。

実はそれぞれは全く異なるものであり、意味や意図が全く違うものってご存じですか?

補助金を助成金と、助成金を給付金と言っている人が多いですが、違いを知って頂ければと思います。

その前に、補助金・助成金・給付金の同じ部分でいうと、「国や地方地自体が支給するもの」であり、「返済不要」であること。これは3つとも同じです。

では違いはというと以下の表になっております。

 補助金助成金給付金
目的政策目標の実施支援雇用・労使等の支援個人・事業者の支援
条件審査(20~50%)要件満たせば支給要件満たせば支給
募集期間年数回 (各1~3ヶ月程度)随時年数回 (各1~3ヶ月)
支給額数十万~数億円数万~100万程度数万~数百万程度
前払いor後払い後払い後払い後払い
支給上限額経費×補助率経費×助成率基本全額支給

一番違いが分かりやすいのが①と②ではないでしょうか。

そもそも活用する意図が異なり、要件を満たし、申請すれば支給されるのが助成金・給付金です。その中でも個人が申請できるのが給付金で、助成金は雇用関係が発生している企業が基本対象となります。

助成金で、皆さんが一番聞いたことがあるのが「雇用調整助成金」ではないでしょうか。

給付金では、2020年の「持続化給付金(企業最大200万、個人最大100万)」ですね。

その一方、補助金は要件を満たし、申請しても支給されるかは別です、採択率は20~50%くらいが通常ですが、近年は利用する企業も増えてきており、採択率は年々低下し、競争が激化しています。ですが、補助金の最大の魅力は支給上限額と使用意図です。支給上限額は数億円にも上るものもあり、且つ販促や設備投資、外注費などな様々な用途に活用できる優れた制度です。簡単ですが、それぞれの違いをまとめてみました。

次回は補助金の魅力について、たっぷりご紹介します。